株式会社マルナカ

「袋いりません」言えずに39年…

マルナカニュースレターより 

湊利真~木材探究録~Vol.21

 

「袋いりません」その一言が言えないまま、39年間を過ごしてまいりました。 

みな様はどうでしょうか?コンビニやホームセンターや百均なんかで、少量の買い物をした時など、その商品を袋に入れてもらうことに対しての、後ろめたさや引け目、そんな普遍的な感情は私の中にもあり、レジを終えるまでの1分にも満たない時間の中で「環境問題がニュースでやってたなぁ」とか「でも部屋のゴミ入れにあると便利やし」とか「言うタイミング間違うとカッコ悪いしな」とか、たくさんの思いが交錯し私は口を閉ざしてしまうのです。

 

レジ袋の正体は?

レジ袋はポリエチレンなどの合成樹脂、つまり石油を原料としたプラスチック製品で、日本では年間30億枚ものビニール袋が消費され、これを一人あたりに換算すると1年で300枚使っていることになります。レジ袋1枚につき20mlの石油を使うため、消費をゼロにすることが出来るならば、30億枚×20ml=60万kl(2ℓのペット30億本分)の石油資源が失われずに済みます。

資源に限ったことだけではありません。燃やすことで出るCO2、それに伴う温暖化の事。山や川や海に捨てられ、それを動物が食べて窒息死たり、胃で消化出来ずに命を落とすケースも。

アイルランドでは1枚につき15円課税し、5ヶ月間で9割の削減に成功した例もあります。日本では小売業者に対して袋の有料化などの取り組みを求める『改正容器包装リサイクル法』が2006年に施行されてものの、コストの事や有料化による客離れなどの問題により、あまり進んでいないのが現状のようです。

 

やっと言えました!

私はというと昨年の暮れ「あ!袋いりません」某ホームセンターにて、ようやく言えました。(しらじらしくも、あ!がついてしまいましたが笑) 自分が地球規模で物事を考える、最先端のエコロジストにでもなったかのような、とても良い気分でした。時間はかかってしまいましたが、こうして一人一人の意識が変化することで世界は変わるのかもしれません。

タマちゃん100円はじめました。

私ども木材の業界もたくさんの問題を抱えています。ザックリ言うと、木を植える→育てる→使う→また木を植える。そんな大きな循環が崩れつつあります。より多くの方に国産材を利用していただく為には、スーパーで「袋いりません」っていうみたいな、とても小さなところに立ち返る必要があるんじゃないでしょうか。西川きよしが言っていました「小さな事からコツコツと。」 

そこで始めたのがタマちゃん100円。小さくってもあなどるなかれ、国産杉の無節です。2月22日はネコの日なので、大切な方へプレゼントしてみてはどうでしょう笑。タマちゃんはマルナカ事務所でのみの販売となります。売り切れの時はゴメンナサイ(^^)

イベントの際の粗品やプレゼント用としても喜ばれるかと。

 

にゃごにゃご。

 

 

 

 

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