株式会社マルナカ

MRJ!

FROM:山本洋
会社事務所にて・・・

MRJ!

飛びましたね。国産の飛行機ですよ。
世界に打って出る!
しかもその主力部品を我らが郷土の松阪市で作っている!!
いやー、やはり日本の技術は素晴らしい。

杉が世界に打って出る?!

TPPとか何とかで、日本の技術が海外に出て活躍!という話はよく耳にしますよね。
以前から僕は思っていたのですが、
日本には世界中からたくさんの木が入ってきています。
アフリカや東南アジアのめちゃくちゃ堅い木や重い木、『銘木』と呼ばれる木はもちろん、
米松や米杉、カナダツガ、SPF(=スプルース・パイン・ファーが混ざった総称)とかホワイトウッド、レッドウッド…
たくさんの木が海外から入ってきていて、どうして杉が海外に出られないのか?!
よし、杉を世界に広めてやる!
というのが、僕が学生の時に思っていた夢です。
もちろん、今も根本的には変わっていません。

コレ読めますか?

ところで、日本語には、たくさんの樹種を表す言葉がありますよね。
杉、桧はもちろん、松とか欅(ケヤキ)、樫(カシ)、楢(ナラ)、槇(マキ)、ほかにも他にも・・・挙げだしたらキリがありません。
ところが、海外から入ってくる木の、大ざっぱなこと。
先ほど挙げた木の種類がありますが、たとえばSPFなんて最たるものです。
スプルースという木と、パインという木と、ファーという木。これらがごちゃ混ぜになってコンテナで輸入される木、が「SPF」と呼ばれています。ホームセンターでよく見かけますが、
SPF材にはこの3種類が混ざっているわけで、「SPFという木」なんて無いのです。
似たような木だから別にそれでいいだろ、という感覚でしょうか・・・
私たち日本人には、どうもなじめませんよね。

逆に、松に似たような木を「米松」、杉に似たような木を「米杉」、桧に似たような木を「タイワンヒノキ」と名付けて、輸入しています。
世界各国のたくさんの木の中から、「おっ、コレはいいんじゃないか・・・?!」と
日本人の目利きが選りすぐった木が、日本で新たな名前を付けられて、高付加価値を持つのです。
木と似たような状態のものは、魚じゃないでしょうか。
シシャモに似た魚を「樺太シシャモ」として取ってきたり、
ヒラメの縁側に似たようなもので「エンガワ」として出してみたり。

木材大好きDNA

木も魚も、日本人は大好きですよね。
私たち日本人のDNAには、木が好きな遺伝子が組み込まれている。としか思えません。
理屈抜きで、木が好きな国民性、文化なのだと思います。
そして「SUSHI」が世界に広まったように、
木の良さも、他の国の方、他の文化の方に理解してもらえるのではないかと思います。
だったら、「SUGI」や「HINOKI」も世界に広まるに違いない!
現に、「HINOKI」はアジア圏ではかなりメジャーな木材になりつつあるそうです。

マイナーでは終わらない

ですが悲しいことに、この日本においてでも「杉」はマイナーな素材になってきています・・・
僕たちマルナカでは、杉の内装材を作っていますが、
内装材は家の材料です。新築したり、リフォームする時じゃないと、なかなか触れる機会もありません。
より多くの人たちに、杉の良さを体感してもらうにはどうすればいいか・・・?
マルナカの新たなプロジェクトに、ご期待下さい。

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