株式会社マルナカ

試作中

FROM:山本洋
会社事務所にて・・・

「あけましておめでとうございます」からずいぶん日にちが経ってしまいました・・・
気がつけばもう1月も終わりです。
「一月はいく(行く)、二月はにげる(逃げる)、三月はさる(去る)」
なんていう言葉もありますが、本当にあっという間に行ってしまいますね。

そんな中僕は何をやっているかというと、いろいろ試作などしています。

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こちらは柾(追柾)の杉を幅はぎして、広いパネルにしたもの。
この手のものだと、集成材になって、一つ一つのピースが小さくなるのが普通ですが、
こいつは長いものを横につぎ合わせただけです。
スッとしてキレイじゃありませんか??
これで棚やシューズクローゼットなど作ったら、なかなか良さそうですよね。

杉は、もともと産業資材

日本書紀には、杉は船に使え、とあります。
他にも、正倉院で宝物を納めていた箱(唐櫃)は杉の赤身でできていて、
オゾンの吸収(=酸化防止)、適度な吸湿・放湿性能、急激な温度変化の防止など、
杉の赤身の機能が宝物の劣化を防いでいたといわれています。

であるならば、私たちの生活でこれを使わない手はないと思いませんか?

足の臭さを軽減できるのか?

食器棚が杉でできていたら、洗った食器を軽ーくふきんで拭いて、
そのまま食器棚に入れておけば、うまいこと湿気を吸ってかび臭くなくなる・・・
なんてことになったら!
食品庫を作るなら杉がいいんじゃないか、
野菜や果物が長持ちしてくれないかと勝手に妄想しています。
靴箱が杉でできていたら、「ただいま〜」と帰ってきて脱いだ靴を、
すぐに靴箱に入れておいたら、うまい具合に靴の中の汗も吸収してくれて、
ついでに足の臭さも軽減されたら(笑)

実は、今僕は鉄筋コンクリートの賃貸アパートに住んでいるのですが、
玄関周りの結露がヒドいんです。放っておくといろんなものがカビてくる(;^_^A
備え付けの靴箱は取り替えできませんが、
これが杉の靴箱だったらカビも解決しないだろうか・・・

外見より「中身」

靴箱やキッチン廻りに国産材を使うのは最近出てきていますが、
化粧面(表側)がほとんどではないでしょうか・・・?
実は本当に杉がパワーを発揮するのは「内側」、
通常メラミン合板なんかで仕上げてしまう面ではないかと思っています。
人間でも、外見より「中身」ですよね??(笑)

そんな思いが、今回の試作のスタートです。
値段の問題とかデザインの問題とかいろいろありますが、
「こんなのやったらいいんじゃね?」みたいなお話しも
どしどしお寄せ下さい!

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