木を乾かす仕事 その2
こんにちは
画家としちゃんこと、湊利真です。
私はここ㈱マルナカに努めて14年、日々木と向き合い、ますます木が好きになっています。

先日、木材乾燥器の天井を曲面にするべく、2ミリほどの鉄板を取り付けました。下穴をあけドリルビスでとめていくんですが、ずっと上を向いての作業だったため次の日は首が筋肉痛でした。
なぜ曲面がいいかというと、木を乾燥させる3つのポイントは温度と湿度と風であります。
この乾燥機はうちにある5台のうち比較的大きいい容量の物で、その分風の循環が十分でなく、乾燥に時間がかかったり目標含水率に達しないことも過去にありました。
風は角を嫌います
木材乾燥のことを教えてくれた先生がいて、「基本的なことを学び終えた後は、君がどういう人であるかが問われている。」そんなことを言われる方で、その先生が薦めてくれた流体力学の本。一冊読んで頭クラクラなりました。
でも風ってすごく大事で、すぐに曲がってしまうし、障害物や抵抗が大きければ弱くなってしまう。風上と下を意識して材を入れる場所を考えたり、材間の距離の重要性など、ほんといろいろ教えもらいました。
で今回は風上の角を曲面にしたことで、風の循環がスムーズになりました。いい感じです。

話は変わって
いま飯高でやってるとしちゃんの絵日記展。夕刊みえさんが取材してくれました。ありがたいです
