株式会社マルナカ

好きです。

FROM:山本洋
大阪のミスドにて・・・

告白します。

好きです。
僕はミスドが好きです。

何が好きかって、別に何ってわけでもないんですが・・・
・コーヒーおかわり自由
・ドーナツがおいしい
・値段がリーズナブル
・居心地悪くない
そして

・近くにある

実は最後の「近くにある」というのが、地方在住者としては非常に良いわけです。
そりゃ確かにスタバもいいですが、地元・松阪にはありません(隣町まで行かないとありません)。
コメダ珈琲は地元でも至る所にできていますが、地元ではお年寄りの集まる場所になっていて、いつ行っても激混みで落ち着きません・・・結構値段も高いし。
ということで、大阪まで研修に行ってもミスドに寄ってしまうわけです。

「近くて便利」

どっかのコンビニのCMみたいですが、木材も「近い」というのはいいことです。
近い、とは、物理的に近いことと、心理的に近いことの二つがあると思います。

物理的に近いことのメリットは、理屈抜きで「地元であること」はもちろんですが、他にもあります。
まず、すぐ見に行けること。何かあったら現場に行けることは、もの作りにおいて重要な要素です。ネットが発達した世の中ですが、本物の感覚に勝るものはありません。
緊急時に対応しやすいのも、近いことのメリットです。
環境保護の観点で言うと、余計な配送エネルギーを使わない(ウッドマイレージとも言われます)ことのメリットもあります。

そして次の、心理的な近さ。
実はこれが、物理的な近さと同じくらい重要だと感じています。
「見に行ける」ということは物理的な利点として話しましたが、実は近くの木、近くの製材所のものであっても、その森林、その工場と繋がりがなければ、見に行くことはできません。
木材業界では、複数の流通業者を経由することはよくありますが、その際製造元と実際の使用者との繋がりを避ける傾向があります。
製造者と使用者が会って話をすると、「中抜き」するのではないか、と思われるからです。
実際にそれをするかしないかは、当人同士の倫理観に委ねられます。

業界を衰退させている原因

いろんな考えがあると思いますので、深くは語りません。
ですが僕は、これによって起こる、作り手と使い手の「情報の遮断」こそが、この業界の衰退を大きくしているのだと考えています。
何を作ってほしいのか、何に困っているのか、何がお互いの助けになるのか。
作り手と使い手の情報遮断は、これを解決できなくします。
結果、杉は「品質に劣る」と言われ、使い手の望む品質が担保できないため外材に取って代わりました。

物理的な近さと、心理的な近さ。
これらが、なるべく近いところで、木材の取引ができればベターだと思います。
両方を満たせるところこだわっていると…「都道府県」という枠組みは、意外なほど「狭い」ことに気付くでしょう。製材所の数が少なすぎるからです。
近畿とか関東とか、それくらいの枠組みで見るか…
海外に比べれば日本国内であればみんな近い、と見るか…

あなたは「近さ」をどう考えますか?

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